💎 ハンドメイド原価計算

材料費・工賃から適正価格を算出

「材料費だけ」で値付けすると赤字になる

ハンドメイド販売で起きがちなのは、材料費だけを見て価格を決め、気づかないうちに自分の時間をタダ同然で売ってしまうことです。実際には、作業時間という人件費、梱包・送料、決済手数料、そしてminne 6.6%・Creema 10%・メルカリShops 10%といった販売手数料が利益を静かに削ります。1個300円で売っていたピアスを正しく積み上げ直すと「適正は800円以上」になる、というのは珍しくありません。このツールを作った直接のきっかけは、作家仲間から「原価を計算したら時給が数十円だった」と聞いて愕然としたことです。スプレッドシートはスマホで扱いづらく、結局どんぶり勘定になりがちだったので、材料費・工賃・手数料・梱包費を一度に合算し、目標利益率から推奨販売価格を逆算する形に落とし込みました。値付けに根拠を持つことは、作品と自分の時間を守るための実務です。

商品情報
材料費
作業時間・経費
原価計算結果
材料費合計 ¥0
工賃(作業時間×時給) ¥0
梱包・送料 ¥0
原価合計 ¥0
販売手数料(推定) ¥0
推奨販売価格 ¥0
この価格での利益 ¥0

値付けで失敗しないための実務知識

自分の時給を、最低賃金より下げない

作家仲間と話していて衝撃を受けた言葉に「原価を計算したら時給が数十円だった」があります。趣味の延長だから、と工賃をゼロに近づけると、売れるほど消耗する構造ができあがります。地域の最低賃金(時給1,000円前後)を下限に設定するだけで、その後の制作意欲はまったく変わります。

プラットフォーム手数料は6.6%〜10%が基本

minneは販売手数料6.6%(税込)、Creemaは10%、メルカリShopsは10%。これに加えて販売価格に応じた決済手数料がかかる場合もあります。本ツールは料率を自分で入力できるため、改定にも柔軟に対応できます。

目標利益率は30〜50%が現実的な目安

ハンドメイドでは30〜50%の利益率を狙う作家が多い印象です。低すぎると続かず、高すぎると売れにくくなります。素材原価が高い作品は率を下げて回転で稼ぐ、付加価値の高い一点物は率を上げる、と分けて考えてください。

梱包費・送料は「商品ごと」に積む

全体平均で梱包費を見積もると、小物は得・大物は損の構造になります。サイズや緩衝材の量を商品ごとに把握しておくと、後から「この商品だけ利益が薄い」という気づきが得られます。

効果的な使い方・活用シーン

「材料マスタ」を最初の30分で整える

よく使う素材10〜20点を最初に登録しておくと、2品目以降の原価計算は数十秒で終わります。淡水パール・スイベルカン・Tピンなど、定番素材は最初にまとめて入れてください。

同じ作品の「複数プラットフォーム比較」に

minne・Creema・メルカリShopsで同じ作品を売る場合、手数料率を入れ替えて推奨価格を比較してください。プラットフォームによって数百円の差が出ます。

イベント・卸価格の下限算出にも

小売価格の8〜9割が一般的な卸価格の目安です。原価から逆算して下限を出し、その範囲で交渉してください。

よくある質問

  • Q. 入力したデータは保存されますか?
    A. ブラウザ内のlocalStorageに保存され、サーバーには送信されません。端末を変えると引き継がれない点はご留意ください。
  • Q. 委託販売の場合の手数料は?
    A. 委託先によって異なりますが、20〜40%が一般的です。本ツールの手数料率を高めに設定して計算してください。
  • Q. レジン作品など歩留まりが悪い場合は?
    A. 「使用量」ではなく「実際に消費した量」で入力してください。失敗分も含めた現実的な原価が出ます。
  • Q. 相場と乖離してしまう場合は?
    A. 目標利益率を一時的に下げて販売数を稼ぎ、ブランド力を高めてから値上げする戦略が有効です。
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